メッセージキュー

メッセージキュー

OpenStack は、サービス間での操作と状態をやり取りするのに、メッセージキュー を使用します。メッセージキューサービスは、一般的にコントローラーノードで動作します。OpenStack は RabbitMQ, Qpid, ZeroMQ などのメッセージキューサービスをサポートしています。しかしながら、OpenStack のパッケージを提供しているほとんどのディストリビューションでは、特定のメッセージキューサービスだけがサポートされています。このガイドでは、ほとんどのディストリビューションがサポートする RabbitMQ メッセージキューサービスを導入します。別のメッセージキューサービスを導入したければ、関連ドキュメントを参照してください。

コンポーネントのインストールと設定

  1. パッケージをインストールします。

    # zypper install rabbitmq-server
    
  1. メッセージキューサービスを起動し、システム起動時に起動するよう設定します。

    # systemctl enable rabbitmq-server.service
    # systemctl start rabbitmq-server.service
    

    メッセージキューサービスが起動していない場合、以下の操作を実行すると nodedown エラーが返ってきます。

    • ファイル /usr/lib/systemd/system/epmd.socket をディレクトリー /etc/systemd/system にコピーします。

    • ファイル /etc/systemd/system/epmd.socket を編集し、以下の内容を含めます。

      [Socket]
      ...
      ListenStream=MANAGEMENT_INTERFACE_IP_ADDRESS:4369
      

      MANAGEMENT_INTERFACE_IP_ADDRESS をコントローラーノードの管理ネットワークインターフェースの IP アドレスに置き換えます。

    • もう一度メッセージキューサービスを起動します。

  2. openstack ユーザーを追加します。

    # rabbitmqctl add_user openstack RABBIT_PASS
      Creating user "openstack" ...
    

    RABBIT_PASS を適切なパスワードに置き換えます。

  3. openstack ユーザーに対して、設定、書き込み、読み出しアクセスを許可します。

    # rabbitmqctl set_permissions openstack ".*" ".*" ".*"
      Setting permissions for user "openstack" in vhost "/" ...
    
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