仮想マシンマネージャー X11 GUI の使用

X11 アプリケーションを実行できるマシンに仮想マシンイメージを作成する予定ならば、最も簡単にそうする方法は、 virt-manager GUI を使用することです。これは、Fedora 系と Debian 系のシステムにおいて、 virt-manager パッケージとしてインストールできます。この GUI は、ゲストのグラフィカルコンソールを表示および操作できる、組み込みの VNC クライアントを持ちます。

コンソールの無いサーバーにイメージを構築していて、ローカルマシンに X サーバーが有る場合、GUI にアクセスするために、SSH の X11 転送を使用して virt-manager を起動できます。仮想マシンマネージャーは、libvirt と直接通信するため、アクセスするためには、一般的に root になる必要があります。root (または、libvirt と通信する権限を持つユーザー) として直接 SSH できる場合、次のとおり実行します。

$ ssh -X root@server virt-manager

サーバーに SSH するために使用するアカウントが、libvirt を実行する権限を持たず、sudo 権限を持つ場合、次のとおり実行します。

$ ssh -X user@server
$ sudo virt-manager

注釈

SSH に渡す -X フラグが、SSH 経由の X11 転送を有効化します。これが動作しない場合、-Y フラグに変更してみてください。

Click the Create a new virtual machine button at the top-left, or go to File ‣ New Virtual Machine. Then, follow the instructions.

_images/virt-manager.png

仮想マシンに関する情報を指定できる、一連のダイアログボックスが表示されます。

注釈

qcow2 形式のイメージを使用している場合、 Customize configuration before install オプションをチェックし、ディスクのプロパティから明示的に qcow2 形式を選択すべきです。これにより、仮想マシンのディスク容量が正しくなります。