コンテナーやオブジェクトの大きな一覧のページ表示

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たくさんのコンテナーやオブジェクトがある場合、markerlimitend_marker パラメーターを使用して、どのくらいの項目が一覧で返されるか、一覧がどこから始まり終わるかを制御できます。

  • marker
    コンテナーやオブジェクトの一覧を要求するとき、Object Storage は各リクエストに対して最大 10,000 個の名前を返します。続けて名前を取得する場合、marker パラメーターを付けた別のリクエストを発行する必要があります。marker パラメーターを前の一覧で返された最後の項目の名前に設定します。HTTP リクエストを送信する前に、marker の値を URL エンコードする必要があります。Object Storage は、最後に返された値の後から始まる、最大 10,000 個の名前を返します。
  • limit
    返す名前を 10,000 個よりも少なくする場合、limit パラメーターを使用します。返される名前の個数が limit (limit パラメーターを省略すると 10,000) と同じ場合、さらに名前が一覧にあると想定できます。一覧にある名前の個数が、limit の値によりちょうど割り切れる場合、最後のリクエストは中身がありません。
  • end_marker
    結果を end_marker パラメーターの値よりも小さく制限します。HTTP リクエストを送信する前に、end_marker の値を URL エンコードする必要があります。

大きな一覧のコンテナーのページ表示

以下のコンテナー名の一覧を仮定します。

apples
bananas
kiwis
oranges
pears
  1. limit を 2 にします。

    # curl -i $publicURL/?limit=2 -X GET -H "X-Auth-Token: $token"
    
    apples
    bananas
    

    2 つのコンテナー名が返されるので、さらなる名前が一覧にあります。

  2. marker パラメーターを最後に返された項目に設定したリクエストを別に実行します。

    # curl -i $publicURL/?limit=2&marker=bananas -X GET -H \
      “X-Auth-Token: $token"
    
    kiwis
    oranges
    

    再び、2 つの項目が返されます。さらにあるでしょう。

  3. 最後に返された項目の marker 付きリクエストを別に実行します。

    # curl -i $publicURL/?limit=2&marker=oranges -X GET -H \”
      X-Auth-Token: $token"
    
    pears
    

    1 項目だけ応答を受け取ります。これは、名前の limit 個数よりも少ないです。このことは、一覧の終わりであることを意味します。

  4. end_marker パラメーターを使用して、応答を end_marker パラメーターの値より小さなオブジェクトの名前に制限します。

    # curl -i $publicURL/?end_marker=oranges -X GET -H \”
     X-Auth-Token: $token"
    
    apples
    bananas
    kiwis
    

    end_marker の値より前にある、すべてのコンテナー名の応答を受け取ります。

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