インストールの最終作業

インストールの最終作業

注釈

設定ファイルのデフォルトは、ディストリビューションにより異なります。これらの既存のセクションとオプションを編集するのではなく、追加する必要があるかもしれません。また、設定のスニペットにある 省略 (...) は、保持すべきデフォルトの設定オプションを意味します。

  1. Object Storage のソースリポジトリーから /etc/swift/swift.conf ファイルを取得します。

    # curl -o /etc/swift/swift.conf \
      https://git.openstack.org/cgit/openstack/swift/plain/etc/swift.conf-sample?h=stable/mitaka
    
  2. /etc/swift/swift.conf ファイルを編集し、以下の作業をすべて行います。

    • [swift-hash] セクションに、ハッシュパスのプレフィックスとサフィックスをお使いの環境に合わせて設定します。

      [swift-hash]
      ...
      swift_hash_path_suffix = HASH_PATH_SUFFIX
      swift_hash_path_prefix = HASH_PATH_PREFIX
      

      HASH_PATH_PREFIX と HASH_PATH_SUFFIX を一意な値で置き換えます。

      警告

      これらの値を秘密にしておきます。変更したり紛失したりしてはいけません。

    • [storage-policy:0] セクションで、デフォルトのストレージポリシーを設定します。

      [storage-policy:0]
      ...
      name = Policy-0
      default = yes
      
  3. 各ストレージノードおよびプロキシーサービスを実行している追加ノードにおいて、swift.conf ファイルを /etc/swift ディレクトリーにコピーします。

  1. すべてのノードにおいて、設定ディレクトリーに適切な所有権を設定します。

    # chown -R root:swift /etc/swift
    
  2. コントローラーノード、プロキシーサービスを実行する全ノードにおいて、Object Storage のプロキシサービスと関連サービスを再起動します。

    # service memcached restart
    # service swift-proxy restart
    
  3. ストレージノードにおいて、Object Storage サービスを起動します。

    # swift-init all start
    

    注釈

    ストレージノードは、多くの Object Storage サービスを実行します。swift-init コマンドにより楽に管理できます。ストレージノードにおいて実行していないサービスのエラーは無視できます。

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