Block Storage サービスの概要

Block Storage サービスの概要

OpenStack Block Storage サービス (cinder) は、永続ストレージを仮想マシンに提供します。Block Storage は、ボリュームを管理するインフラを提供し、ボリュームをインスタンスに提供するために OpenStack Compute と通信します。このサービスにより、ボリュームのスナップショットやボリューム種別を管理できます。

Block Storage サービスは、以下のコンポーネントから構成されます。

cinder-api

API リクエストを受け付け、それらを処理するために cinder-volume に中継します。

cinder-volume

cinder-scheduler などの Block Storage サービスやプロセスと直接やり取りを行います。また、メッセージキュー経由でもこれらのプロセスと連携します。 cinder-volume サービスは、Block Storage サービスへ送られた読み出し、書き込みリクエストに応答し、状態を管理します。ドライバーアーキテクチャーになっており、様々なストレージプロバイダーと連携できます。

cinder-scheduler デーモン

ボリュームを作成するのに適切なストレージプロバイダーノードを選択します。 nova-scheduler と同様のコンポーネントです。

cinder-backup デーモン

cinder-backup サービスは、あらゆる種類のボリュームのバックアップをバックアップストレージプロバイダーに提供します。 cinder-volume サービスのように、ドライバーアーキテクチャーになっており、さまざまな種類のストレージプロバイダーを利用できます。

メッセージングキュー

Block Storage プロセス間で情報を転送します。

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