高可用性 Telemetry

高可用性 Telemetry

Telemetry サービス は、データ収集サービスとアラームサービスを提供します。

Telemetry ポーリングエージェント

Telemetry ポーリングエージェントは、複数のエージェント間でポーリングする負荷を分割するよう設定できます。これにより、高可用性 (HA) を有効化できます。

中央エージェントとコンピュートエージェントの両方は、高可用性で動作できます。これらのサービスの複数のインスタンスが、これらを実行しているインスタンス間で並行して負荷分散できることを意味します。

The Tooz library provides the coordination within the groups of service instances. It provides an API above several back ends that can be used for building distributed applications.

Tooz supports various drivers including the following back end solutions:

  • Zookeeper:
    Tooz プロジェクトによる推奨ソリューション。
  • Redis:
    Tooz プロジェクトによる推奨ソリューション。
  • Memcached:
    テスト向けの推奨。

Telemetry サービスの高可用性デプロイのために、サポートされる Tooz ドライバーを設定する必要があります。

ceilometer.conf 設定ファイルに設定する必要があるオプションの詳細は、OpenStack Configuration Reference の coordination section を参照してください。

注釈

backend_url オプションが設定されていない場合、中央エージェントとコンピュートエージェントのサービスのインスタンスが 、1 つだけ動作できて正しく機能します。

インスタンスの死活監視は、ハートビートメッセージによって提供されます。インスタンスとの接続が失われた時、次のポーリングサイクルにて、ワークロードは、残ったインスタンスの中で再割り当てが行われます。

注釈

Memcached は、タイムアウト値を使用します。これは、Telemetry 向けに設定されたハートビート値よりも大きい値を常に設定されるべきです。

既存の環境の後方互換性とサポートのために、中央エージェントの設定は、別の設定ファイルを使用することをサポートします。これは並列で実行しているサービスインスタンスのグループのためです。この設定を有効化するために、OpenStack Configuration Reference の polling section にある partitioning_group_prefix オプションの値を設定します。

警告

同じ partitioning_group_prefix を持つ中央エージェントプールの各サブグループに対して、サンプルの損失や重複を避けるために、互いに関わらないメーターのサブセットが取得される必要があります。取得されるメーターの一覧は /etc/ceilometer/pipeline.yaml 設定ファイルに設定できます。パイプラインの詳細は Data processing and pipelines のセクションを参照してください。

コンピュートエージェントがワークロード分割により同時に複数のインスタンスを実行できるようにするために、workload_partitioning オプションが ceilometer.conf 設定ファイルの compute セクション において True に設定する必要があります。

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