データセンターの電源障害など、完全なシステム障害からリカバリーする一般的な方法は、各サービスに優先度を付け、順番に復旧していくことです。 表: サービス復旧優先度一覧の例 に例を示します。
優先度 | サービス |
---|---|
1 | 内部ネットワーク接続性 |
2 | バックエンドのストレージサービス |
3 | ユーザーの仮想マシンに対するパブリックネットワーク接続性 |
4 | nova-compute , cinder ホスト |
5 | ユーザーの仮想マシン |
10 | メッセージキューとデータベースのサービス |
15 | Keystone サービス |
20 | cinder-scheduler |
21 | イメージカタログとイメージ配信のサービス |
22 | nova-scheduler サービス |
98 | cinder-api |
99 | nova-api サービス |
100 | ダッシュボードサービス |
この例にある優先度一覧を使用すると、きちんと安定した状態になる前であっても、できる限り早くユーザーに影響するサービスを復旧させることができます。もちろん、1 行の項目として一覧化されていますが、各ステップは多大な作業が必要です。たとえば、データベースを開始した後、その完全性を確認すべきです。また、nova サービスを開始した後、ハイパーバイザーがデータベースに一致しているかを確認し、不一致があれば修正すべきです。
Except where otherwise noted, this document is licensed under Creative Commons Attribution 3.0 License. See all OpenStack Legal Documents.