Shared File Systems サービスの概要
OpenStack Shared Files Systems サービス (manila) は、仮想マシンにファイルストレージを提供します。 Shared File Systems サービスは、ファイル共有を管理、提供するための基盤を提供します。共有種別を管理することができ、ドライバーがスナップショットに対応している場合には共有のスナップショットを取ることもできます。
Shared File Systems サービスは、以下のコンポーネントから構成されます。
- manila-api
Shared File Systems サービスへのすべてのリクエストの認証と転送を行う WSGI アプリケーション。 OpenStack API に対応しています。
- manila-data
リクエストを受け取り、コピー、共有のマイグレーションやバックアップなどのデータ操作を行い、操作が完了するとレスポンスを送信する、独立したサービスです。
- manila-scheduler
リクエストの適切な share サービスへの割り当て、転送を行います。スケジューラーは設定で変更可能なフィルターと重み付けにより、リクエストを転送します。フィルタースケジューラーがデフォルトです。容量、アベイラビリティーゾーン、共有種別、利用可能な機能などに対するフィルターやカスタムフィルターが使用できます。
- manila-share
共有ファイルシステムを提供するバックエンドデバイスを管理します。 minila-share プロセスの動作には share サーバーの処理を行うか行わないかの 2 つのモードがあります。 share サーバーは共有用ネットワーク経由でファイル共有を公開します。 share サーバーを使用しない場合、ネットワークに関する要件は Manila の管轄外となり、外側で要件を満たす必要があります。
- メッセージングキュー
Shared File Systems プロセス間の情報を中継します。
For more information, see Configuration Reference Guide.