各ディストリビューションは、リリーススケジュールの違いにより、ディストリビューションの一部としてであったり、または他の方法を用いて、OpenStack のパッケージをリリースします。以下の手順をすべてのノードで実行します。
注釈
ここで説明されている OpenStack パッケージのセットアップは、コントローラーノード、コンピュートノード、ブロックストレージノードすべてで実行する必要があります。
警告
この先に進む前に、お使いのディストリビューションの基本インストールパッケージを最新バージョンに更新する必要があります。
注釈
OpenStack 環境に影響を与える可能性があるため、自動更新サービスを無効化または削除します。
警告
RDO パッケージを使用する場合には EPEL を無効にすることを推奨します。 EPEL のアップデートには後方互換性がないものがあるからです。もしくは、できれば、 yum-versionlock
プラグインを使ってパッケージのバージョンを固定してください。
注釈
以下の手順は RHEL のみに適用されます。CentOS の場合、これらの手順は必要ありません。
RHEL を使用する場合、お使いのシステムが Red Hat Subscription Management に登録されていること、デフォルトで ``rhel-7-server-rpms``リポジトリーが有効化されていることを仮定しています。
システムの登録方法の詳細は Red Hat Enterprise Linux 7 System Administrator’s Guide を参照してください。
rhel-7-server-rpms
に加えて、rhel-7-server-optional-rpms
、rhel-7-server-extras-rpms
、rhel-7-server-rh-common-rpms
リポジトリーを有効化する必要があります。
# subscription-manager repos --enable=rhel-7-server-optional-rpms \
--enable=rhel-7-server-extras-rpms --enable=rhel-7-server-rh-common-rpms
CentOS では、 OpenStack リポジトリーを有効にする RPM は extras
リポジトリーで提供されています。デフォルトで CentOS に extras
リポジトリーは含まれているので、OpenStack リポジトリーを有効にするには、このパッケージをインストールするだけです。
# yum install centos-release-openstack-ocata
RHEL では、 RDO リポジトリーの RPM をダウンロード、インストールして、OpenStack リポジトリーを有効にします。
# yum install https://rdoproject.org/repos/rdo-release.rpm
すべてのノードでパッケージをアップグレードします。
# yum upgrade
注釈
アップグレードに新しいカーネルが含まれている場合、それを有効にするために、ホストを再起動します。
OpenStack クライアントのインストール:
# yum install python-openstackclient
RHEL と CentOS はデフォルトで SELinux を有効にします。openstack-selinux
パッケージをインストールして、OpenStack サービスのセキュリティーポリシーを自動的に管理します。
# yum install openstack-selinux
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