オブジェクトコンテナーの作成と管理

オブジェクトコンテナーの作成と管理

OpenStack Object Storage (swift) は、冗長性があり、スケーラブルなデータストレージのために使用されます。ペタバイトレベルのデータを保存するために、標準的なサーバー群を使用します。大規模な静的データを取得および更新できる長期利用可能なストレージシステムです。

OpenStack Object Storage は、API アクセス可能な、分散ストレージプラットフォームです。アプリケーションに直接統合できます。また、仮想マシンイメージ、バックアップ、アーカイブ、メディアファイルなど、あらゆる種類のファイルを保存するために使用されます。OpenStack Dashboard では、コンテナーとオブジェクトのみを管理できます。

OpenStack Object Storage では、コンテナーがオブジェクト用のストレージを提供します。Windows のフォルダーや Linux のディレクトリと同じ方法で提供されますが、入れ子構造にできません。OpenStack におけるオブジェクトは、コンテナーに保存するためのファイルと、付随するメタデータから構成されます。

コンテナーの作成

  1. ダッシュボードにログインします。
  2. 左上のドロップダウンメニューから適切なプロジェクトを選択します。
  3. プロジェクト タブにおいて、オブジェクトストア タブを開き、コンテナー カテゴリーをクリックします。
  4. コンテナー をクリックします。
  5. コンテナーの作成 ダイアログボックスに、コンテナーの名前を入力し、作成 をクリックします。

コンテナーが正常に作成されました。

注釈

コンテナーを削除する場合、 ボタンから コンテナーの削除 をクリックします。

オブジェクトのアップロード

  1. ダッシュボードにログインします。

  2. 左上のドロップダウンメニューから適切なプロジェクトを選択します。

  3. プロジェクト タブにおいて、オブジェクトストア タブを開き、コンテナー カテゴリーをクリックします。

  4. オブジェクトを保存したいコンテナーを選択します。

  5. ファイルのアップロード のアイコンをクリックします。

    コンテナー <name> へのファイルのアップロード ダイアログボックスが表示されます。 <name> は、オブジェクトをアップロードするコンテナーの名前です。

  6. オブジェクトの名前を入力します。

  7. アップロードしたいファイルを選択します。

  8. ファイルのアップロード をクリックします。

オブジェクトをコンテナーに正常にアップロードしました。

注釈

オブジェクトを削除する場合、 ボタンから オブジェクトの削除 をクリックします。

オブジェクトの管理

オブジェクトの編集方法

  1. ダッシュボードにログインします。

  2. 左上のドロップダウンメニューから適切なプロジェクトを選択します。

  3. プロジェクト タブにおいて、オブジェクトストア タブを開き、コンテナー カテゴリーをクリックします。

  4. オブジェクトを保存したいコンテナーを選択します。

  5. メニューボタンをクリックして、ドロップダウンリストから 編集 を選択します。

    オブジェクトの編集 ダイアログボックスが表示されます。

  6. アップロードしたいファイルを選択します。

  7. オブジェクトの更新 をクリックします。

注釈

オブジェクトを削除するには、メニューボタンをクリックし オブジェクトの削除 を選択します。

コンテナーから別のコンテナーへのオブジェクトのコピー方法

  1. ダッシュボードにログインします。
  2. 左上のドロップダウンメニューから適切なプロジェクトを選択します。
  3. プロジェクト タブにおいて、オブジェクトストア タブを開き、コンテナー カテゴリーをクリックします。
  4. オブジェクトを保存したいコンテナーを選択します。
  5. メニューボタンをクリックして、ドロップダウンリストから コピー を選択します。
  6. オブジェクトのコピー ダイアログボックスを起動し、以下の値を入力します。
    • 宛先コンテナー: 一覧から宛先コンテナーを選択します。
    • パス: 選択したコンテナー内に保存する新規コピーのパスを指定します。
    • 宛先オブジェクト名: 新しいコンテナーにおけるオブジェクトの名前を入力します。
  7. オブジェクトのコピー をクリックします。

ファイルなしのメタデータ専用オブジェクトの作成方法

利用可能なファイルを持たないコンテナーに新しいオブジェクトを作成できます。後から準備ができたときにファイルをアップロードできます。この一時的なオブジェクトは、新しいオブジェクトのプレースホルダーとして動作します。これにより、ユーザーがオブジェクトのメタデータを共有し、先に URL 情報を共有できるようになります。

  1. ダッシュボードにログインします。

  2. 左上のドロップダウンメニューから適切なプロジェクトを選択します。

  3. プロジェクト タブにおいて、オブジェクトストア タブを開き、コンテナー カテゴリーをクリックします。

  4. オブジェクトを保存したいコンテナーを選択します。

  5. オブジェクトのアップロード をクリックします。

    コンテナー <name> へのオブジェクトのアップロード ダイアログボックスが表示されます。

    <name> は、オブジェクトをアップロードしたいコンテナーの名前です。

  6. オブジェクトの名前を入力します。

  7. オブジェクトの更新 をクリックします。

擬似フォルダーの作成方法

擬似フォルダーは、お使いのデスクトップオペレーティングシステムにおけるフォルダーと同じようなものです。オブジェクトの名前にある共通の接頭辞により定義される仮想的なコレクションです。

  1. ダッシュボードにログインします。

  2. 左上のドロップダウンメニューから適切なプロジェクトを選択します。

  3. プロジェクト タブにおいて、オブジェクトストア タブを開き、コンテナー カテゴリーをクリックします。

  4. オブジェクトを保存したいコンテナーを選択します。

  5. 擬似フォルダーの作成 をクリックします。

    コンテナー <name> に擬似フォルダーを作成 ダイアログボックスが表示されます。 <name> は、オブジェクトをアップロードするコンテナーの名前です。

  6. 擬似フォルダーの名前を入力します。

    スラッシュ (/) 文字は、Object Storage において擬似フォルダーの区切り文字として使用されます。

  7. 作成 をクリックします。

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