インスタンスはクラウド内で動作する仮想マシンです。以下のソースからインスタンスを起動できます。
cinder-volume
API により提供されたボリュームから iSCSI 経由で起動します。ダッシュボードにログインします。
左上のドロップダウンメニューから適切なプロジェクトを選択します。
プロジェクト タブにおいて、コンピュート タブを開き、インスタンス カテゴリーをクリックします。
ダッシュボードでは、インスタンス一覧に、名前、プライベート IP アドレスと Floating IP アドレス、大きさ、状態、タスク状態、電源状態などが表示されます。
インスタンスの起動 をクリックします。
インスタンスの起動 ダイアログボックスに以下の値を指定します。
詳細 タブ
仮想マシンに名前を割り当てます。
デフォルトでは、この値はクラウドプロバイダーが指定したアベイラビリティゾーンに設定されます (例: us-west
や apac-south
)。nova
となっている場合もあります。
注釈
ここに割り当てた名前がサーバーの初期ホスト名になります。名前が 63 文字より長い場合、 Compute サービスは自動的に名前を切り詰めます。これは dnsmasq が正しく動作できるようにするためです。
サーバー稼働後、API でサーバー名を変更した場合、ホスト名を直接変更した場合、ダッシュボードに表示される名前は更新されません。
サーバー名は一意性が保証されていません。そのため、同じ名前を持つインスタンスを 2 つ起動する可能性があります。
複数のインスタンスを起動するには、2
以上の値を入力します。デフォルトは 1
です。
システム タブ
以下のオプションがあります。
このオプションを選択する場合、イメージ名 という新しい項目が表示されます。この一覧からイメージを選択できます。
このオプションを選択する場合、インスタンスのスナップショット という新しい項目が表示されます。この一覧からスナップショットを選択できます。
このオプションを選択する場合、ボリューム という新しい項目が表示されます。この一覧からボリュームを選択できます。
このオプションを使用する場合、ボリュームの デバイス容量 と デバイス名 を入力して、イメージから起動し、ボリュームを作成できます。インスタンスの終了時に、ボリュームを削除する場合、インスタンス削除時のボリュームを削除します オプションをクリックします。
このオプションを使用する場合、ボリュームのスナップショット を一覧から選択し、ボリュームの デバイス名 を追加することにより、ボリュームのスナップショットから起動し、新しいボリュームを作成できます。インスタンスの終了時に、ボリュームを削除する場合、インスタンス削除時のボリュームを削除します オプションをクリックします。
この項目は、前に何を選択したかにより変化します。イメージを使用してインスタンスを起動した場合、イメージ名 という項目が表示されます。ドロップダウンリストからイメージ名を選択します。
この項目は、前に何を選択したかにより変化します。スナップショットを使用してインスタンスを起動した場合、インスタンススナップショット という項目が表示されます。ドロップダウンリストからスナップショット名を選択します。
この項目は、前に何を選択したかにより変化します。ボリュームを使用してインスタンスを起動した場合、ボリューム という項目が表示されます。ドロップダウンリストからボリューム名を選択します。インスタンス削除時にそのボリュームを削除したい場合は、 インスタンス削除時のボリュームを削除します オプションをチェックします。
フレーバー タブ
起動するインスタンスの大きさを指定します。
注釈
フレーバーは、インスタンスを起動するために選択したイメージの大きさに基づいて選択されます。例えば、イメージの作成時、最少メモリ (MB) の項目に 2048 という値を入力した場合、イメージを選択時に、デフォルトのフレーバーが m1.small
になります。
ネットワーク タブ
インスタンスにネットワークを追加するために、利用可能 欄にある + をクリックします。
ネットワークポート タブ
インスタンスに割り当てたいポートを有効化します。
セキュリティーグループ タブ
インスタンスに割り当てたいセキュリティーグループを有効化します。
セキュリティーグループはある種のクラウドファイアウォールです。どの入力ネットワーク通信がインスタンスに転送されるのかを定義します。
セキュリティーグループを何も作成していなければ、標準のセキュリティーグループのみをインスタンスに割り当てられます。
キーペア タブ
キーペアを指定します。
イメージが固定の root パスワードまたは固定のキーセットを使用する場合 (どちらも推奨されません)、インスタンスを起動するためにキーペアを提供する必要がありません。
設定 タブ
インスタンスの起動後に実行するカスタマイズスクリプトを指定します。
メタデータ タブ
インスタンスにメタデータの項目を追加します。
インスタンスの起動 をクリックします。
インスタンスがクラウドのコンピュートノードで起動します。
注釈
キーペア、セキュリティーグループ、またはルールを指定しない場合、VNC 経由でクラウド内からしかインスタンスにアクセスすることができません。ICMP ルールを設定しないと、インスタンスへの ping さえも不可となっています。
イメージやボリュームからインスタンスを起動する場合には、それぞれ イメージ や ボリューム カテゴリーからインスタンスを起動することもできます。
イメージからインスタンスを起動するとき、OpenStack はインスタンスが起動するコンピュートノードにイメージのローカルコピーを作成します。
イメージ作成の詳細は、OpenStack 仮想マシンイメージガイド の イメージの手動作成 を参照してください。
ボリュームからインスタンスを起動するとき、以下の手順に注意してください。
起動するボリュームを選択する場合、ボリュームにある任意のイメージからインスタンスを起動します。選択する任意のイメージは起動しません。代わりに、次の手順で選択したボリュームにあるイメージにより置き換えられます。
ボリュームから Xen イメージを起動するために、起動するイメージは、ボリュームにあるものと同じ形式、完全仮想化または準仮想化である必要があります。
起動するボリュームまたはボリュームのスナップショットを選択します。また、デバイス名を入力します。KVM の場合は vda
、Xen イメージの場合は xvda
と入力します。
注釈
When running QEMU without support for the hardware virtualization, set
cpu_mode="none"
alongside virt_type=qemu
in
/etc/nova/nova-compute.conf
to solve the following error:
libvirtError: unsupported configuration: CPU mode 'host-model'
for ``x86_64`` qemu domain on ``x86_64`` host is not supported by hypervisor
インスタンスに SSH 接続するために、ダウンロードしたキーペアファイルを使用します。
注釈
TryStack の Ubuntu クラウドイメージのユーザー名は ubuntu
です。
インスタンスの IP アドレスをコピーします。
ssh コマンドを使用して、インスタンスにセキュアに接続します。例:
$ ssh -i MyKey.pem ubuntu@10.0.0.2
プロンプトに yes
と入力します。
管理者が root パスワード設定を有効化している場合、SSH キーペアなしでインスタンスに SSH することもできます。root パスワード設定の詳細は、 OpenStack Administrator Guide の Injecting the administrator password を参照してください。
プロジェクトごとのインスタンスの使用状況を確認できます。すべてのインスタンスの仮想 CPU 数、ディスク、メモリ、起動時間のような計測項目を表示することにより、月ごとのコストを確認できます。
ダッシュボードにログインします。
左上のドロップダウンメニューから適切なプロジェクトを選択します。
プロジェクト タブにおいて、コンピュート タブを開き、インスタンス カテゴリーをクリックします。
スナップショットを作成するインスタンスを選択します。
アクション列で、スナップショットの作成 をクリックします。
スナップショットの作成 ダイアログボックスに、スナップショットの名前を入力し、スナップショットの作成 をクリックします。
イメージ カテゴリーには、インスタンスのスナップショットが表示されます。
スナップショットからインスタンスを起動するために、スナップショットを選択し、起動 をクリックします。インスタンスの起動に進みます。
ダッシュボードにログインします。
左上のドロップダウンメニューから適切なプロジェクトを選択します。
プロジェクト タブにおいて、コンピュート タブを開き、インスタンス カテゴリーをクリックします。
インスタンスを選択します。
アクション列のメニューリストで、状態を選択します。
インスタンスのリサイズや再構築をできます。インスタンスのコンソールログを表示するため、インスタンスやセキュリティーグループを編集するためにも選択できます。インスタンスの現在の状態によって、インスタンスを一時停止、再開、サスペンド、ソフトリブート、ハードリブート、終了できます。
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