Juno バージョンのリリースノート

Juno バージョンのリリースノート

リリースの概要

Juno リリースサイクルでは、ユーザーエクスペリエンスの大幅な更新、多くの安定性の向上、 Sahara のサポートの追加が行われるとともに、ネットワーク機能、ボリューム機能、データベース機能、イメージ機能のサポートの大きな向上が行われました。コミュニティーは大きくなり、スピードも増して来ています。詳細はこの先を読み続けてください。

ハイライト

新機能

Sahara

Juno で OpenStack Data Processing プロジェクト(Sahara) は統合プロジェクト (Integrated release) となり、Horizon はデータプロセッシングの管理を幅広くサポートしました。ジョブをトラッキングできるうえ、様々なデータタイプを利用するためのクラスターを記述、ビルドできます。

Neutron

Juno の Neutron には、以下の新しい機能が追加されました。

  • DVR (分散仮想ルーター)

  • L3 HA のサポート

  • IPv6 サブネットモード

Horizon はこれら新しい機能をサポートします。これによりさらに柔軟に SDN を設定できます。

Neutron の既存機能である MAC アドレス学習拡張機能を Horizon でサポートしました。

Glance

Juno で、Glance にはメタデータ定義の管理機能が導入されました。これは、イメージ、アグリゲート、フレーバーを含む様々なタイプのリソースに使用されるメタデータの定義をユーザーが登録できるようにしたものです。Horizon はこれらのメタデータタグの表示、編集に対応しました。

Cinder

Cinder API のサポートをより充実させる努力が引き続き行われ、Cinder が提供するいくつかの機能が Juno リリースの Horizon で新たにサポートされました。

以下の機能が追加されました。

  • ボリュームバックアップの作成とリストア

  • スナップショットの状態の再設定の有効化

  • ボリュームの状態の再設定の有効化

  • upload-to-image のサポート

  • ボリューム種別変更

  • QoS (サービス品質)のサポート

Trove

Trove は複数種類のデータストア (mysql, redis, mongodb など) の利用に対応しています。ユーザーは、データベースインスタンス作成時に、クラウドオペレーターがサポートしているデータストアのリストからデータストアを選択できるようになりました。

差分データベースバックアップの利用と差分バックアップからのリストアがサポートされました。

Neutron ベースのクラウド対応の改善の一環として、今回、ユーザーがデータベースインスタンス作成時に NIC を指定でき、ユーザーがデータベースインスタンスに直接アクセスできるようになりました。

Nova

新しい Nova インスタンスのアクションパネルは、現在のプロジェクトのすべてのインスタンスについて、アクション結果のリストを提供します。ユーザーは他のユーザーが操作した結果のエラーやアクションを確認できます。

管理者はホストの退避ができるようになりました。すべてのインスタンスを他のホストにマイグレーションさせる仕組みを提供することで、システムメンテナンスの一助となります。

プラグインサポートの改善

Horizonのプラグインシステムは、 Junoリリースでも引き続き改善されました。以下のような改善点があります。

  • 特定 AngularJS モジュールのプラグインを追加する機能のサポート

  • 静的ファイルを追加する機能のサポート。例えば CSS、JS、画像など

  • 例外を追加する機能

  • 順序に関する問題を修正

  • その他の多数のバグ修正

RBACサポートの強化

Horizon でロールベースのアクセス制御 (RBAC) をよりサポートするための継続的な取り組みで、より多くのサービスのビューでユーザーがアクションへアクセスできるかを決定する RBAC チェックが強化されました。新たにサポートされたサービスは、Compute、Networking、および Orchestration です。これらの変更により、単なる「member」と「admin」よりも細かい粒度のアクセス制御をオペレーターが実装することができます。

ユーザー管理パネル (ドメイン、プロジェクト、ユーザー、ロール、グループ) も、ビューレベルでRBAC をサポートするように変換されています。認証パネルは管理ダッシュボードから独自の「ユーザー管理」のダッシュボードに移動され、単独のポリシーでアクセシビリティが決定されます。これはプロジェクトと管理ダッシュボードで重複に近いコンテンツを単一ビューに集約する第一歩です。単一ビューはロールを広い範囲でサポートします。

UX の変更

Juno では Horizon は Bootstrap v3 を 利用するように移行しました。 Horizon は過去いくつかのリリースでは Bootstrap の古いバージョンに固定されたままでした。今回の変更により、現在 Horizon は Bootstrap フレームワークで、多くのバグの修正と全体的な改善を行うことができます。ルックアンドフィールは多くの部分で Havana リリースと一貫性が保たれています。

Horizon 内部の変更

翻訳サポートの改善

Horizon における翻訳改善の一環として、文字列の連結が削除され、時制の扱いが改善されました。

JavaScript ライブラリの抽出

Horizon チームの継続的な努力の一環として、より論理的な部品にリポジトリーを分割しています。Horizon が依存するすべてのサードパーティーの JavaScript ライブラリーは Horizon のコードベースから削除され、代わりに Python xstatic パッケージが使用されています。 xstatic 形式は Horizon が構築されている Django フレームワークで簡単に使用することができます。現在 JavaScript ライブラリは他の Python の依存ライブラリと同じyうに、Horizon 内で利用されています。

LESS から SCSS への変換

Horizon でサポートされているスタイルシートは LESS ではなく SCSS を利用するように変換されました。この変更は、pythonで LESS コンパイラーのサポートが普及しないために必要でした。Bootstrap 3 LESS スタイルシートの一部は、既存の python ベースの LESS コンパイラーでサポートされていませんでしたが、この変更により、私たちは Bootstrap 3 にアップグレードすることもできました。

既知の問題と制限

エクステンションにおけるレンダリング問題

Bootstrap 3 を使用するように変更が行われたため、Horizon 上に作成されたコンテンツのエクステンションでレンダリング問題が発生する可能性があります。問題の多くは、単純な CSS クラス名の置き換えで修正されます。主にこれらの問題が見られるのは、ボタンとパネルのコンテンツ幅です。

オンラインでの圧縮

SCSS への移行において、Horizon がデバッグモード以外の場合にオンラインでの圧縮を使用すると問題が発生することがあります。オフライン圧縮は前のリリース同様に正しく動作します。

https://bugs.launchpad.net/horizon/+bug/1379761

Neutron L3 HA

HA プロパティーは UI では更新可能ですが、Neutron API では、HA の切り替えのサポートが機能しないため、更新の操作は許可されていません。

https://bugs.launchpad.net/horizon/+bug/1379761

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